法人概要

理事長挨拶

社会福祉法人聖ヨハネ会 理事長 西田 和子

社会福祉法人聖ヨハネ会は、昭和14年(1939)桜町病院の創立によって始まりました。
創立者カトリック司祭戸塚文卿師は病院の完成を待たず亡くなられましたが、師の帰天後、福音史家聖ヨハネ布教修道会の創立者マザー岡村ふくが後を継ぎ、病院の経営に当たりました。ボンサマリタンのこころ(ルカ福音書10章25~34、良きサマリア人のたとえ)、「病める人、悩み苦しむ人、弱い立場にある人への奉仕」を基本理念とし、桜町病院創立以後、次々と設立した聖ヨハネ会の事業は、常にその時代の、その地域の必要に応える事を第一にし、目的も規模も決めてまいりました。
桜町病院は当初結核病院でしたが、その後一般病院、終末医療にホスピスをいち早く建て、高齢化社会への対応として特別養護老人ホームを、在宅療養されている方のための在宅サービスセンターを設立しました。
現在山梨県にある知的障害者の施設も、戦後の混乱の中であふれた戦災孤児の為の施設から、発展的に解消して八王子で知的障害児施設へと移行。その後山梨県へ移り、結果として現在の知的障害者施設へと変化してまいりましたが、時代の要請もありグループホーム、支援センターへと多岐に渡って奉仕の輪を広げております。
時代の移り変わりが激しい現代にあって、私の隣人は誰なのか、そして私たちにとって一番弱い人は誰なのかを模索しながら奉仕を続けてまいりたいと思っております。
今後とも皆様がたのご理解、ご協力をお願いいたします。

社会福祉法人 聖ヨハネ会 理事長 西田 和子

名誉理事長挨拶

名誉理事長 渡邊 元子

社会福祉法人聖ヨハネ会は、昭和14年(1939)桜町病院の創立によって始まりました。
創立者カトリック司祭戸塚文卿師は病院の完成を待たずに亡くなりましたが、師の精神であるボンサマリタンのこころ(ルカ福音書10章25~34、良きサマリア人のたとえ)、「病める人、苦しむ人、弱い立場にある人への奉仕」を本会では基本理念とし、師の没後70年を越える現在も大切に受け継ぎ、その実現に日々努めております。

桜町病院創立以後、次々と設立した聖ヨハネ会の事業は、常にその時代の、その地域の必要に応える事を第一に、目的も規模も決めてまいりました。
現在山梨県にある知的障害者の施設も、戦後の混乱の中であふれた戦災孤児の救済事業に手を貸したのが発端であり、発展的に解消して八王子で知的障害児施設を、結果として現在の知的障害者施設に変化してまいりました。
また 昭和61年には世界に類を見ない程進む高齢化社会への対応として特別養護老人ホームを世に先立って設立し、在宅のお年寄りのためにデイサービスセンターも作りましたが、時代は変わり、世の必要も要求のレベルも変わってまいります。 

聖ヨハネ会は 望まれる事をする為に変わることを恐れてはいけないと考えます。
かつて 結核の病院であった当院の一般病院への切り替えは、見事な決断であったと思います。

聖ヨハネ会の使命は、その時の、その地域の必要に応えていくことにあると考えます。
いままでの事業で、私たちの力だけで出来たものは何一つございませんでした。
今後とも皆様がたのご理解、ご協力をお願いいたします。

社会福祉法人 聖ヨハネ会 名誉理事長 渡邊 元子

法人の理念

当法人の理念や基本方針のご案内です。

基本理念

基本方針

  1. 援助を必要とする人々をかけがえのない存在として関わり、人間の尊厳にふさわしい医療または福祉を追求しながら、共にいのちの質を高め合う全人格的な援助を行います。
  2. 社会福祉の事業として、良質なサービスを提供し、公正に運営します。
  3. 法令及び規程に則り、事業を運営します。
  4. 地域社会に立脚した事業として、地域の福祉または医療に貢献します。

職員の心得

  1. 私たちは法人の理念を理解し、その具体的な実現に努めます。
  2. 私たちは自己の使命を認識し、その職能の専門性を十分に発揮するように努力し、各々が役割に応じた自己啓発に努めます。
  3. 私たちは各施設の事業を相互に理解のもとに、連携、協力に努めます。

活動の理念

病に苦しむ人、ハンディを負った人、自立の困難な人の隣人となって、援助の手を差しのべ、その必要に応えて最善を尽くします。

法人概要

名称 社会福祉法人 聖ヨハネ会
設立 1951年(昭和26年)4月11日
所在地 〒184-0005 東京都小金井市桜町1-3-22
理事長 西田 和子
事業内容 【第一種社会福祉事業】
  • 障害者支援施設
  • 特別養護老人ホーム

【第二種社会福祉事業】
  • 生活困難者のために無料または低額な料金で診療を行う事業
  • 障害福祉サービス(共同生活介護、共同生活援助、就労移行支援(一般型)、就労継続支援(B型)、生活介護、就労継続支援B型、指定相談支援、知的障害者短期入所、児童短期入所)
  • 老人デイサービスセンター
  • 老人短期入所
  • 老人居宅介護 等

【公益事業】
  • 訪問看護
  • 居宅介護支援
  • 訪問入浴介護
  • 地域包括支援センター
  • ホスピス緩和ケアの普及及び知識・技術の習得支援


東京地区:聖ヨハネ会航空上空写真

                        山梨地区:富士聖ヨハネ学園

沿革

1939年5月24日
(昭和14年)
桜町病院 開設
  • 定員146床
  • 東京都小金井市
  • 事業種類:結核診療事業
  • 社会事業法 第二条第三項第五号に該当する医療保護施設
    (認可22年3月1日)
創立者(カトリック司祭・外科医 戸塚文卿)は発足直後に帰天、経営は聖ヨハネ修道女会に移る
1948年 (昭和23年) 小児結核病棟落成「晴雲寮」
1951年(昭和26年) 財団法人 聖ヨハネ会認可
1952年(昭和27年) 社会福祉事業法の制定に伴い、社会福祉法人聖ヨハネ会認可
初代理事長 岡村ふく就任
1952年(昭和27年) 養護施設愛聖園(戦後の不幸な戦災孤児たちのため)開設
1953年(昭和28年) 聖職者病棟(ヨゼフ病棟)落成 17床
1956年(昭和31年) 知的障害児施設 甲の原学院開設
  • 定員50名
  • 東京都八王子市第一種 社会福祉事業 精神薄弱児施設甲の原学院の設置経営
  • 学院長 岡村ふく
1957年(昭和32年) 甲の原学院 増築工事完了 定員100名
1958年(昭和33年) 養護施設愛聖園 廃止
1959年(昭和34年) 甲の原学院 増築工事完了 定員150名
1963年(昭和38年) 桜町病院新病棟落成 定員314床
(西ドイツからの援助による)
1964年(昭和39年) 晴雲寮 精神科病棟となる 定員52床 許可
1965年(昭和40年) 結核予防法による指定医療機関届出
1967年(昭和42年) 病院:一般40. 結核228. 精神50. 空89 計318床
学院:重度精神薄弱児収容棟 落成 定員20 計170名
1968年(昭和43年) 甲の原学院併設診療所 開設(宗教法人 聖ヨハネ会)
病院:社会福祉事業法第2条第3項第5号による生活困窮者のための無料又は低額診療施設へ移行
1969年(昭和44年) 桜町病院中央棟落成 定員 計324床
聖職者病棟(ヨゼフ病棟)廃止
法人本部の設置
1970年(昭和45年) 小児科開設
晴雲寮(精神科病棟) 新築落成
1971年(昭和46年) 産婦人科 外科 整形外科 開設
桜町病院北病棟落成 定員 計336床
聖ヨハネ会後援会 発足
1972年(昭和47年) 富士聖ヨハネ学園成人部 精神薄弱者更生施設認可 定員50名
1973年(昭和48年) 役員任期満了日の統一 5月31日
初代理事長交代:岡村ふく→東京大司教 白柳 誠一就任
1974年(昭和49年) さくらまち保育所 開所 (病院内無認可保育所)
1975年(昭和50年) 甲の原診療所 廃止
富士聖ヨハネ学園 落成

甲の原学院
  • 山梨県忍野村に富士聖ヨハネ学園と改名し全面移転
  • 定員:成人部100名・児童部90名
1976年(昭和51年) 富士聖ヨハネ学園建設事業後援会終結
聖ヨハネ会後援会に組織変更
桜町病院 結核病棟 廃止
1978年(昭和53年) 「心身障害児緊急保護事業(東京都)」委託
1980年(昭和55年) 富士聖ヨハネ学園成人部・児童部の定員変更
  • 成人部150名 児童部40名

桜町病院 小児科病棟開設
「重度心身障害児(者)緊急一時病院(小金井市単独事業)」委託
1981年(昭和56年) 富士聖ヨハネ学園 診療所棟 落成
  • 理事長交代 白柳 誠一 → 川久保 林子就任

桜町病院: 機能回復訓練棟 落成
  • 理学診療科 眼科開設 稼働ベット252床
1982年(昭和57年) 初代理事長 岡村 ふく 帰天(4月26日)
1986年(昭和61年) 特別養護老人ホーム 桜町聖ヨハネホーム 設置 定員100名
桜町聖ヨハネデイホーム開始(小金井市デイホーム事業受託)
1988年 (昭和63年) 桜町聖ヨハネホームにおいて ショートステイ事業開始(小金井市委託事業)
1989年(平成元年) 桜町病院内にホスピス病室を設置
1990年(平成2年) 桜町高齢者在宅サービスセンター事業開始(小金井市委託事業)
1992年(平成4年) 河口湖聖ヨハネホーム開設 定員4名
桜町在宅介護支援センター開設
1993年(平成5年) 桜町ホームヘルプステーション事業 開始
1994年 (平成6年) 独立型ホスピス病棟完成 20床
第2河口湖聖ヨハネホーム開設 定員5名
1995年(平成7年) 小金井訪問看護ステーション開設
1997年(平成9年) 聖ヨハネホスピスケア研究所 設立
1998年(平成10年) 小金井市立本町高齢者在宅サービスセンター 受託経営
2000年(平成12年) 桜町ケアマネージメントセンター事業 開始
桜町訪問入浴ステーション事業 開始
2001年(平成13年) 理事長交代 川久保 林子 → 渡邊 元子就任
2003年(平成15年) 桜町病院 児童ショートステイ(緊急一時保護事業発展的解消)
2004年(平成16年) 小金井聖ヨハネ第1・第2ケアービレッジ開設 定員 各7名
桜町病院 全面改築工事開始
2006年(平成18年) 小金井きた地域包括支援センター開設
(桜町在宅介護支援センター(1992年設立)発展的解消)
清瀬聖ヨハネ第1・第2ケアービレッジ開設 定員 各7名
2007年(平成19年) 河口湖聖ヨハネケアービレッジ開設 定員10名
(河口湖第1・第2聖ヨハネホームを合併移転)
桜町病院
  • 改築工事完了 地上5階 地下駐車場
  • 総病床数215床
2008年(平成20年) 明見聖ヨハネケアービレッジ開設 定員7名
富士聖ヨハネ学園
  • 児童部 廃止 9月末日
  • 成人部:自立支援法による障害者支援施設として認可
    生活介護事業 定員180名
    施設入所支援 定員150名
  • 入所事業 定員8名

下吉田聖ヨハネケアービレッジ開設 定員7名
桜町病院 総病床数変更199床(一般155床 療養44床)
2009年(平成21年) 桜町聖ヨハネケアービレッジ開設(定員7名)
小金井聖ヨハネワークセンター就労移行支援事業
下吉田聖ヨハネワークセンター就労継続支援B型事業
2010年11月(平成22年) 富士聖ヨハネ学園より東京事業課を分立し、障害者地域生活支援センター開設
2012年(平成24年) 小金井聖ヨハネワークセンター就労継続支援B型事業
桜町聖ヨハネケアービレッジ移転。4ユニット、定員10名へ変更
2013年(平成25年) 聖ヨハネ会本館開設
高齢者専用賃貸住宅「シニアハイムさくら」事業開始
院内保育所「さくらまち保育所」改築
清瀬聖ヨハネ支援センターを開設 
  • 生活介護 定員20名

清瀬聖ヨハネ第1・第2ケアービレッジを2ユニットとし、中清戸を開設 2ユニット・定員各7名を追加
富士聖ヨハネ学園全面改築工事開始
2014年(平成26年) 富士北麓聖ヨハネ支援センターを開設 
  • 生活介護定員35名 
  • 就労継続B型定員15名 多機能型

城山聖ヨハネケアービレッジ開設 定員5名
(下吉田聖ヨハネワークセンター及び下吉田聖ヨハネケアービレッジを閉鎖3月末)
富士聖ヨハネ学園建物完成
  • 施設入所150名⇒122名

小金井聖ヨハネ支援センター新築工事開始
ふらっとヨハネ(相談支援)を開設
2015年(平成27年) 富士聖ヨハネ学園改築工事竣工
小金井聖ヨハネ支援センターを開設 
  • 生活介護(定員22名)
  • 就労移行(定員10名)
  • 就労継続B型(定員20名)多機能型

小金井聖ヨハネケアービレッジを7ユニットに変更(定員35名)
(小金井第一、小金井第二、桜町聖ヨハネケアービレッジを統合、新たに1ユニット追加)
小金井聖ヨハネケアービレッジ短期入所事業開所(定員4名)
清瀬聖ヨハネケアービレッジを4ユニットに変更(定員28名)
(清瀬第一・清瀬第二・第一中清戸、第二中清戸を統合)
2016年(平成28年) 東京都から小金井市地域医療連携型認知症疾患医療センターに指定
2017年(平成29年) 桜町病院 地域包括ケア病棟開設(48床)

富士北麓地域6市町村「富士北麓障害者基幹相談支援センター」開所により委託開始

呼称障害者地域生活支援センターを障害福祉部門東京事業所に変更
2019年(令和元年) 病児・病後児保育事業さくらんぼ保育室を設置
2021年(令和3年) 緑町聖ヨハネケアービレッジ開設

理事長交代 渡邊 元子 → 西田 和子就任
名誉理事長に渡邊 元子就任
主たる事務所(法人本部)の所在地変更 小金井市桜町1-2-20 → 小金井市桜町1-3-22
2022年(令和4年) 小金井訪問看護ステーション事業廃止 小金井市
2023年(令和5年) 聖ヨハネホスピスケア研究所事業廃止 小金井市

定款その他