脳神経外科
脳神経外科
外来では脳神経外科的な疾患はすべてお受けしています。しかし当院では手術は行っていません。したがって手術を要する疾患が診断されたら近隣の脳外科のある病院に紹介します。 脳神経外科としてよく使う検査はCT、MRI、超音波頸動脈撮影、脳波検査などがあります。脳脊髄液検査もまれに行います
脳腫瘍、急性期の脳内出血・クモ膜下出血など
主にCT、MRIで診断できます。診断がついたらすぐ近隣の脳外科施設にご紹介します。
脳梗塞など
1) 軽~中等度の脳梗塞: 即時に入院していただき、抗梗塞療法を行います。同時に、できるだけ早期にリハビリを開始します。ただし、超早期のrt-PA療法は行えません。
2) 脳血流障害: 一過性の脳の血流障害はMRIやMRA(磁気脳血管撮影)である程度診断可能です。適当な薬で症状を改善できます。
3) 脳血管障害後遺症:脳出血・クモ膜下出血・脳梗塞などの後遺症の方の療養と治療も当院の重要な役割の1つと考えています。
4) その他:脳動脈瘤の疑いも、脳のMRIで診断可能です。脳動脈瘤があるのではないかと不安をもたれる方はおいでください。
頭痛・めまい
頭痛は脳腫瘍や脳出血などの脳の病気で起こりますが、脳に異常がなくても起こる頭痛があります。片頭痛や筋収縮性頭痛などがそれです。それらを区別することが頭痛の治療の出発点です。 めまいは内耳から起こるものと脳から起こるものがあります。この区別も大切です。それぞれ治療法が異なります。
認知症
認知症のご相談も受けています。精神神経科と協力してアルツハイマー型認知症、脳血管障害型認知症の区別をつけ、それぞれに合った治療を行います。
てんかん、パーキンソン氏病など
本来は神経内科的疾患ですが、脳外科でも診察・治療を行っています。その他の不随意運動症などもご相談に応じています。