栄養・褥瘡委員会主催の「試食会」を実施しました
コード4(歯茎ですりつぶせる)、コード3(舌でおしつぶせる)、コード2(かまなくてよい)、コード1j(そのまま飲み込める)と並べて、食べ比べをしました。多くの部署から参加があり、参加した皆さんは初めての食べ比べで、ご利用者様の召し上がっている様子を思い出したり想像したりしながら試食をしていました。
「初めて食べてみて、食事形態の違いが分かって良かった!」と言う声もあったので、実施出来て良かったと思います。
同じ事柄でも、言葉の掛け方ひとつでご利用者様の行動が変わるということがわかり、言葉の掛け方や掛ける言葉そのものにも注意を払う必要があることがわかりました。
また、忙しい業務の中ついイライラしてしまうことが誰にでもあると思いますが、その対処方法についても学びました。印象に残った講師役の職員の言葉があります。『「ため口」は親しさが現れる話し方ではなく、上から目線なのです。対等なのは敬語です。』と。
ご利用者様との関係を振り返りながら、さらにわが身をも振り返るよい機会となりました。
「マナー」は、実は相手を思いやるとても素敵な行動なのですね。(HP担当)
褥瘡対策委員会としては、「褥瘡ケアマネジメント」について現場職員の日々行っていることの確認、またより理解を深めるための学びあいの時間となりました。「褥瘡ケア」は、もともと日々職員が現場で行っていることです。改めての確認も含めよい勉強会となりました。
栄養委員会としては、「栄養食品の説明」「食事の援助方法」など嚥下食の介助の仕方を確認し、栄養部からはコード1の嚥下食の試食があり、実際に介助し合いながら食べ、嚥下の仕組みと介助される方の気持ちを体験しました。
参加者のアンケートの中から「引きずらないケアをしている」「クッションのへたりやベッドマットの硬さや皮膚状態に注意して日頃からケアしている」と感想があり、ヨハネホームで褥瘡の発生率が低い理由がわかりました。
これらの学びをさらに日々の介護につなげていきたいと思います!
目隠しをして食べるとどんな気持ちになる?
頭を抑えられるとどんな気持ちになる?
コード1の食品
※コード1:嚥下調整食1-jで、かまずに口の中でまとめなくても、そのまま飲み込める食品
こちらのペースで水分介助するとどんな気持ち?
『なぜ、持ち上げない介護が必要なのか』を共有したあとに参加者10名がお互いに介助する側、介助される側となり、移乗介助福祉用具を使用した滑らせる形での移乗介助の体験を行いました。介助する側の持ち上げないことでの負担の軽減はもちろんのこと、介助される側も「無理に移動させられている感じがなく、すーっと楽に移動できた」「下衣を持たれる不快感がなく、負担が軽減した感じがある」との感想。「持ち上げない介護」が、わたしたち介助する側にとっても必要であると同時に、利用者にとっても不快感や恐怖感の軽減につながり、双方にとってメリットが大きいことを実感するよい機会となりました。
参加した職員がフロアで口頭で伝達し、今以上に福祉用具を活用できるようにしていきたいと思います。
株式会社テクノスジャパンの担当者様の協力を得て、「転倒転落対策セミナー」を実施しました。
効果的な危険予知トレーニングについてや、センサーマットコールの活用方法などを教えて頂き、参加者からも多数の質問が出ました。
お忙しい折にもかかわらず、副理事長の佐藤定雄様、前園長で全国大会でお知り合いになれた現法人常務理事の菊地昭三様、園長の芳賀恭司様、事務主任の中禅寺洋光様、現場の主任の方々。皆様にお出迎え頂き、長時間施設の案内と説明など我々の分からないことに対して本当にご親切に丁寧に教えいただきました。
誠にありがとうございました。
副理事長の社会福祉法人のカトリック施設たるものとして、いかにあるべきか、気概のあるお言葉や常務理事の温かみのあるお言葉を拝聴し、また現場の方々がその思いを具現化しようと日々努力していらっしゃるのだなと言うことが、見学中のお話しの端々から伝わり、これから自分たちが目指そうとしているところの勇気を頂き、帰路に着く事が出来ました。今後もご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
講師の先生のお話で、「ロボットはツールの一つである。それをどう『最大限に活用』するのかは、やはり自分たちがどのようにあるべきなのか?『あるべき姿』を考え、それに向かっていく事が必要である」ということのお話を伺いました。我々も『あるべき姿』に成るべく、SWOT分析をして中期計画も立案しました。その中の一つとしてロボット活用にも着目しています。ご利用者様は勿論、職員にとってもより良いホームとなる様に、我々一同努力して参ります。
Strengths(強み)・Weaknesses(弱み)・Opportunity(機会)・Thread(脅威)の4つの項目から
内部環境や外部環境について分析を行い、方向性や改善策を洗い出し、戦略へとつなげる手法
火災を起こさないことが最も重要ですが、万が一、火災が起きた時には消火器で消火すると同時に、消火栓も「使える状態」にしておくことが重要だそうです! 職員一同、大変有意義な訓練となりました。
訓練の様子はこんな感じです ↓
2人用の消火栓で訓練をしました
2人で声を掛け合い連携をとります
マナーとは『相手を大切に思う気持ちを場面や状況に応じて適切に表現すること』であり、ただ単に『思い』を持っているだけではなく、適切に表現することをきちんと身に着けなければならないことを学びました。
『マナーは技術である!!』 その習得に向けて、日々精進せねばと参加職員一同感じました。